2017年8月25日金曜日

SLRRモーターコア関係での問題解決メモ

今回の話の要点

・問題
 子プリムとルートプリムを同じ位置に配置して
 子プリムでセンサーを実行した場合
 ルートプリムで実行した場合と挙動に差が出る

 具体的には完全に同じ座標にある別オブジェクトが
 子プリムでは検出できない ルートプリムでは検出可能


・解決策
 子プリムの位置を極小距離オフセットすることで解決



じゃ本編


○はじめに

SLRRで車体を回転せずに後退させるために必要な措置についての解決


要はルートプリムと同じ座標に回転するセンサー置いて

そいつで計算させた結果を使って全体を移動すれば
その場で車体を180度旋回させるなんてクッソダサい動きしなくていいわけよ

ルート以外全部回転させるって荒業も前には試したけど
SIMラグがひどいときとかはトランスフォームに数秒かかってて
結局180度回転させるのとあんま変わらんじゃんみたいな


でまこの仕組を路面電車リリースした後に移植作業してたんだけど
で致命的な問題が出て正常に作動してなかったのが
今回動くようになりました ヤッタネ


○現象

停止位置マーカーに到着した際の不可解な挙動

具体的には ルートプリムでセンサーを実行している際には
座標的に完全に重なっている別オブジェクトをセンサーで検出出来ていたんだが

(これは到着オブジェクトが停止マーカーかどうかを検出させるルーチンで一番重要)

子プリムではゼロ点で重なっている別オブジェクトをセンサーで検出出来ない

(これ多分厳密には座標系が違うとかそういう関係の話だと思うが未検証)

○解決策

センサープリムを進行方向に対して0.001m後ろにオフセットすることで解決


以上

2017年8月21日月曜日

SANSARについて 雑に

とりあえず結論としては

現状VRHMD持ってないなら行っても実質的に移動以外何もできん上に
要求PCスペックも高いので一般消費者が行ってまだどうこうなるものではない

んでもって新しもの好きの純粋消費者にとってはSL2になるかもしれんが
既存ユーザーにとってSLの代わりになるものでもない というか別物



じゃ適当に解説


○まずSANSARのプラットフォームとしての立ち位置

初期は次期SLとかNGPとか言われてたやつのようだ
SLのシステム上のネガというか
主にグラフィックのアップデートに関する障壁を取っ払って
よりリッチなコンテンツによるエクスペリエンスを目指したようなんだけど

ゲームエンジンのライセンス周りとかコンテンツ供給者との
すり合わせがうまくいかなかったっぽい

でまぁVRHMDが流行ったのでそっち方面に舵を切ったと



そういう部分では ある意味2007年あたりのSLと似てるんだよな

当時の"ハイスペックパソコン”の使いみちの一つだったり
現在のバーチャルマネーブームの流れだったり

とにかく最新の流行りのガジェットの”使いみち”の一つという感じ

2007年当時のゲーミングPCがSANSARにおけるVRHMDだな



○入れるステージ(Atlas)の中身について

まぁSIMエッジが無くなって
オブジェクトが全部ゲームレディのmeshデータになったSLという感じ

ほんともうぶっちゃけて言っちゃうとVR対応したBlueMarsだもう
カメラ回転の制限がきついところとか
最初にAtlasのデータ全部ダウンロードさせられるところとか
ランディングがAtlas選択なところとかがモロだ

Atlasのデータがバックグラウンドでダウンロードできねーのに
一回マップがローディングになると一時間ほどなんも操作できなくなるので
これはもう致命的な欠陥言っていいれべるなんじゃねぇのと

でまぁVRの使用用途の可能性
として一番わかりやすいのはアポロミュージアムだ
実在するミュージアムにいかなくても所謂”サイズ感”とかがわかるのが
あーいうVRミュージアムのメリットだな

SLでも似たような試みはされたんだけど
移動が見下ろし視点で天井が高くなってしまうためにどうしても限界があり

かといってマウスルックのようなFPSスタイルで
3D空間を動き回るのはかなりの特殊技能なので
自分の目で見るリアルサイズ感みたいなのはVRならではじゃないかなみたいな



○操作等

一応通常のPC環境でもステージに入ることは出来る
が 見下ろし視点で移動が出来るのみ 歩く以外の移動手段がTPしかない
その歩きがもう問題外で遅い なんなんだアレはw

ctrl押しながら任意の場所をクリックするとTPみたいな動きをする
これ自体はVRコンテンツでよくある操作方法なので特に違和感とかなし

ステージ上の何かに干渉するためにはVRHMDのハンドセットが必須のようだ
マウスやキーボードではステージ上にあるオブジェクトに対する操作が一切できないので

アポロミュージアムでの音声再生やゲームエリアでのボール投げ等も出来ない


ちなみにマップ上でVR使ってるかどうかは割とすぐにわかるというか
腕の動きが明らかに違うので実際に見てみることをおすすめする


○VRHMD所有者に試してもらった

ボールは投げられるようだ
ただボールを拾う操作がかなりシビアなようで

拾おうとして手を近づけすぎるとめり込んですっ飛ぶとのこと

通常のVRプラットフォームなら
ハンドセット向けて拾う操作すると吸い付くようにピックアップされるぽい
あとボールを持った手 の形もなんかおかしいらしい 実装抜け?


○終わりに 儲かるの?的な

現在自宅に自分用のVRHMDを手に入れることが出来ている人間は
確実に最新技術に興味を持った金持ちなので

そういう人間向けにコンテンツを供給する場 になるんだろうな
あくまでVR主体 VRじゃないモードは添え物というかおまけという感じ

んでもって実はそういうコンテンツって今のSLで
フリッカーさん達が好むようなmeshコンテンツそのものなので

現状SLでゲームレディレベルのmeshコンテンツを
自作出来るだけのスキルを持っていれば
コンテンツ供給者としての技術障壁ってことだとあんまりないのかなみたいな

ちなみにゲーム内通貨はs$って単位になってて
レートは1$が100S$でほぼ安定してるので

1s$が1円くらいの認識でよさげ


以上